展覧会の開幕

 本日、展覧会が開幕しました。

宇都宮美術館開館25周年記念 二つの教会をめぐる石の物語」模型+写真パネル+スライド・ショーによる展示 (C)church2023.jp

 建築展という性質上、実物(建造物)の展示は不可能なうえ、専門家ではない来館者には図面を読み取るのが困難です。そこで本展では、カトリック松が峰教会聖堂日本聖公会 宇都宮聖ヨハネ教会礼拝堂については、それぞれ外観と内部の模型、さらに後者は、大谷石を用いた塔屋の概念模型も制作し、これらを用いた立体的な展示を試みました。

 マックス・ヒンデルカトリック新潟教会聖堂のように、竣工の頃から画家を魅了した建造物については、これをモティーフとする美術作品も出品しています。対象とする施設を一つずつ訪れた現地取材・撮影や、設計図書、同時代の文献に関する調査研究の成果は、数多くのパネルと、5本のスライド・ショー展示にまとめました。

 展示室内では、『建造物ガイド』を無料配布することで、来館者の皆さまが二つの教会、二人の建築家に対する理解を深められるよう工夫を図っています。

 このような展示、本サイトによる建造物のデジタルな紹介と情報発信では伝えきれない「物語」の部分は、図録(記念出版)に綴りました。さまざまなアプローチで、教会建築をめぐる豊かな「物語」に触れていただければ幸いです。

●展示構成
1.教会建築への誘い
  美術作品、書籍、印刷物、写真パネル
2.日本近代の聖堂・礼拝堂
  美術作品、書籍、印刷物、写真パネル、スライド・ショー展示(2本)
3.カトリック松が峰教会聖堂とマックス・ヒンデル
  美術作品、写真、書籍、印刷物、建築模型(2種)、写真パネル、スライド・ショー展示(1本)
4.日本聖公会 宇都宮聖ヨハネ教会礼拝堂と上林敬吉、その周辺の建築家
  写真、建築模型(2種)、大谷石模型、図面、設計図書、写真パネル、スライド・ショー展示(2本)
5.モダニズムの教会建築
  書籍、印刷物、写真パネル